国家って

私は一日本国民であります。

今回は国家の役割についてです。

税金を徴収する?法律を作る?文化の保護?(日本国の場合は)天皇制の保持…etc

これは価値観の問題なのですが、私は「国民の生命と資産を守る」と言い表せると考えます。

ここでの「国民の生命と資産」はあくまで物理的なもので、生命は具体的に我々の国民そのものです。非有権者、社会的弱者、低高所得など例外無く、日本国民である人全体を指します。

そして「国民の資産」はお金や不動産、証券、国債などの資産も確かに資産に当たると思いますが、ここでの資産とは「全国民による共有できる物」という定義にさせて頂きます。

となると、非物質的な資産は税金、情報となり、物理的な資産は歴史・文化遺産などの作品、領土になるかと思います。

私の中でこの資産で最も守るべきなのはどれに当たるのでしょうか。

 

1.税金

これは国家の活動費となります。日本国の国家予算は2021年度で約106.6兆円(財務省発表:https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/index.html)で、毎年100兆円超の予算になっています。これは全てもちろん、現金である訳ではなく不動産や証券、国債、官僚などの公務員への給与など細分されて保管と言うよりも、保有や換算されている状態なので、もちろん守るべき対象だとは思いますが、一気に失う事も難しい存在です。

なので、「守るべきではない」と言う訳ではなく、国民が存在している限りは失いようのない物であると考えています。

 

2.情報

昨年9月にデジタル庁が開設されたり、マイナンバーカードの発行推進など国民の情報管理がよりスマートになりつつあります。

例えば国民の保有資産や納税記録、住居、仕事の評価、SNSにおける個人のイデオロギー、裁判記録、買い物履歴、携帯電話やサブスクリプションの契約などの個人情報の存在は今や国民そのものと同じ権限があります。

もしも日本国の約3割程の端末がハッキングされたとしたら、損益は数百〜数千億円は上るでしょう。

なので、情報自体が今は国民と同等の存在なのではないでしょうか。

 

3.歴史・文化遺産などの作品

これらの場合の価値は学術的な存在として必須になります。

1950年に制定された文化財保護法にある様に、作品達には未来に歴史を伝える役割があります。歴史・文化財とはもっとも「この憲章(ユネスコ憲章の事)の当事国は、すべての人に教育の十分で平和な機会が与えられ、客観的真理が拘束を受けずに研究され、かつ、思想と知識が自由に交換されるべきことを信じて、その国民の間における伝達の方法を用いることに一致し及び決意している。」(https://www.unesco.or.jp/sanda/kensho/)とあります。

つまりは遺産においての存在役割は伝聞にあると言う事と歴史・文化遺産のない国や地域などは存在しないと考えます。

性善説的考え方ですが、遺産の重要性の価値観は世界共通であると思います。

 

4.領土

結論ですが、私は最も最優先的に守るべきであり、国家により守られる資産と言える物は領土であると考えます。

歴史・文化遺産は国民により管理でき、その伝聞を受ける事で存在が守られます。

税金は1.で申した様に国民が国民である限り守られる物です。

情報が国民その物であれば、情報の存在は生命と同等価値になり、これは官民の境界なくして守られます。

では領土はどの様にして守られるのでしょうか。確かにそこの不動産を買い占めたり、投資をしたり、居住するなどの経済的な面で守る事もあるかと思います。

しかし、領土の場合は軍事力であり、これは民間による物ではなく、国家の力で守る事ができる物であると考えます。

日本国の土地は現在、在日米軍の力で守られている面も大きいと思います。しかし、基本は日本国の領土は日本が守り、対応する上でアメリカの支援などが存在していると認識しております。

 

この国を守る事。

それは国家による、国家にのみできる、国民のための役割だと思います。

 

そして領土は国民の替えの効かない資産であると信じています。